避妊・去勢手術

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一生の予防につながる
「避妊・去勢」手術

当院では、子どもを作る予定がないワンちゃんやネコちゃんには、避妊・去勢手術の実施をお勧めしています。若い時期に避妊・去勢手術をすると、様々なメリットがあります。具体的には、女の子の場合は乳腺腫瘍や子宮・卵巣の病気を、男の子の場合は前立腺関連の病気のリスクを最小限に抑えることが可能です。また、性格が穏やかになるので、ケガやトラブルを減らすことにもつながります。

避妊・去勢手術の目的

  • 将来の病気予防

    若い内に避妊・去勢手術を行えば、さまざまな生殖器系統の疾患リスクを減らすことが期待できます。たとえば、女の子の場合は子宮・卵巣・乳腺に関連した病気、男の子の場合は肛門や前立腺肥大などのリスクを最小限に抑えることが可能です。
  • 問題行動の軽減

    発情期のワンちゃんやネコちゃんは、イライラと気が立ったり、問題行動を起こしたりすることがあります。発情中のメスに反応した未去勢オスが、思いもよらない行動や逸走にでることも少なくありません。また、メスのワンちゃんの場合、陰部からの出血が生じると、お掃除をするのが大変です。
    避妊・去勢手術を行えば、性格が穏やかになり、発情期の問題行動も抑える効果が期待できます。

  • 望まない妊娠を防ぐ

    ワンちゃんやネコちゃんの外飼いが多かった時代は、多くの仔犬や仔猫が殺処分されていました。いまは減少傾向にありますが、それでも生まれた子が飼育できなくなったり、避妊・去勢が間に合わず飼育数が増えてしまったりと繁殖に関するトラブルは依然として存在しています。避妊・去勢手術は、このような望まない妊娠を事前に抑えることが可能です。

  • 避妊手術(女の子)のメリット

    • 2回目の発情までに避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍の発症リスクが低下する
    • 卵巣および子宮の病気(子宮蓄膿症や卵巣腫瘍など)の予防ができる
    • 望まない妊娠を防げる
    ※犬では、最初の発情が来る前に避妊手術を行った場合の乳腺腫瘍の発生率は0.05%ですが、2回目の発情が来る前では8%にまで上がります
  • 去勢手術(男の子)のメリット

    • 前立腺肥大、会陰ヘルニアなどを予防する効果がある
    • 特に陰睾(潜在精巣)の場合は精巣腫瘍の予防に効果がある
    • 犬のマーキング行動、猫のスプレー行動などを予防する効果がある
    • 犬猫同士のケンカによってケガをする可能性が抑えられる
    • 他の飼い主様の犬猫を勝手に妊娠させる等のトラブルが回避できる

避妊・去勢手術に
適した時期

当院では、生後6ヵ月以降、ご家庭や病院内での順化や社会化が進んでからの避妊・去勢手術を提案しています。その際に、避妊・去勢手術が可能なギリギリの期日に受診することは避けましょう。手術前は、ワクチン接種や術前検査が必要な場合があるからです。
予約制となりますので、ご希望の方はご来院またはお電話にて、お早めにご連絡ください。手術時の概算料金や注意事項(手術前の食事管理・来院時間)などもお伝えいたします。ご不明点があればご相談ください。